PwC Japan IFRSプロジェクト室 著 , 高浦 英夫
会計基準は、企業の財政状態を測り会社の業績を測るモノサシです。今、この企業を測るモノサシが大きく変わろうとしています。これまで慣れ親しんできた日本基準に代わりIFRS(International Financial Reporting Standard、国際財務報告基準。ただし、新聞・雑誌を中心に、日本では、一般的に、国際会計基準という呼び名で親しまれています)という世界標準のモノサシを使おうとしています。
会計基準を取り巻く関係者は、これまでの財務数値に関する考え方を変えていかなければなりません。関係者は財務数値を作成する経理担当者に留まらず、財務数値を利用して経営判断をする経営者、財務数値を利用して投資判断を行うアナリストや投資家、財務数値をチェックする会計士、さらには証券取引所や監督官庁にまで及びます。それぞれの関係者は、このIFRSというモノサシの導入が何を意味するのかを考えなければなりません。
そもそもIFRSとはどのようなものなのか、IFRSがなぜ世界で受け入れられてきたのか、日本はどのような方向に向かおうとしているのかを理解することは非常に重要です。日本でIFRSが当面の間選択適用になる可能性が高いという環境の中で、企業がIFRSを適用することのメリット・デメリットを理解し、IFRSの世界に入ることが真に意味するところも理解しなければなりません。
本書はこれからIFRSによって変わりゆく日本の企業経営を考えて、IFRSの実務にあたるプライスウォーターハウスクーパースの担当者の知識と経験を結集した本であり、できるだけ多くの方の手に取っていただき、IFRSに少しでも関心をもっていただけるように平易な表現での解説となっています。
<目次>
第1章 IFRSが世界を席巻する
第2章 アドブションに向けた取り組み
第3章 IFRSで変わるビジネス
第4章 日本の経営者はいまこそ
第5章 変わるM&A
第6章 プロジェクトの実例
第7章 IFRS適用をチャンスととらえる

東洋経済新報社
2009年1月29日第1版発行
1,680円(税込)
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